複合汚染 その5

こんにちは、東大和市ボディ&ソウルケア整骨院シエスタです

今日はミミズの話から

火薬と化学肥料の話

「ミミズの体内を通った土は普通の表土より

窒素が約5倍、リンは7倍、カリは11倍

そしてマグネシウムは3倍多い。

窒素もリンもカリウムも肥料と呼ばれる

元素であるのに、これが硫酸アンモニウム

過リン酸石灰、硝酸カリウムなどの

化学肥料となって

土に投げ込まれると

ミミズはたちまち死んでしまう」

ミミズがいる畑はいい畑っていうよね。

化学肥料を入れると

なんでミミズがいなくなるのか(?_?)

「化学肥料を使うとどうしてミミズは死ぬのか

硫安(硫酸アンモニウム)が農土に入って

作物に必要なアンモニアが吸収されると

土に硫酸が残る

過リン酸石灰を使うと作物がリン吸収した後

硫酸が残る。

塩化カリウムを使えば作物が

カリウムを吸い取った後に塩酸が残る

硝酸カリウムなら硝酸が残る

どの化学肥料を使っても土が酸性になってしまう

ミミズは酸性の土を嫌う」

なるほどね~

酸性が嫌いなんだ

アタシが借りてる畑も

ミミズ見かけないんだよね(;^ω^)

一部端っこにスギナが生えるから

そこは酸性土壌だとは思うんだけど。

でも石灰とかは入れない

土が固くなるし

なるべく自然循環で何とかしたい

と思っている(*’ω’*)

農業の近代化は

殺虫剤、除草剤、各種農薬がセットになっていて

化学肥料の驚異的な発達も

農薬の飛躍的な進歩も普及も

どちらも戦争と密接な関係があるそうで。

窒素肥料もカリ肥料も火薬の材料なんだって。

「1910年ドイツで水素と窒素から

アンモニウムを合成することに成功。

1914年アンモニアを硝酸に変えることに成功

1914年第一次世界大戦勃発

ドイツはアンモニアと硝酸の工業化、実用化に移る。

ドイツが開発した火薬を作る技術は

ドイツが戦争に負けてからは

化学肥料を作る技術として

「平和利用」されることになる。」

出たぞ~「平和利用」(-_-;)

世界中がドイツの開発した技術を受け継いで

肥料を作り始め

日本では1923年(大正12年)に

日本窒素がアンモニア合成を始めた。

日本窒素は明治41年創立

今も続いている会社です。

日本窒素と水俣病に興味のある方は

ググってみてください。

ここでは割愛しますね(;^ω^)

もっと時代を遡ると

日本でも火薬は作られていて

鉄砲を実戦に使い始めたのは

織田信長以来

関が原に近い滋賀県長浜にある

国友村が江戸時代を通して幕府直轄の

鉄砲製造を専業としたそうです。

国友鉄砲ミュージアムに行けば

火縄銃体感コーナーってのがあって

今も火縄銃に触れるらしいぞ(/・ω・)/

火薬はといえば

加賀藩が開発して幕府に納めていて

その作り方が途中まで堆肥の作り方と一緒。

「雑草を天日で乾燥し、人尿で湿らせ

蚕の糞をまぶし、家の床下を掘って

前記のものと土を交互に積み重ね

床板で押さえて一年おく」

ここまでが堆肥の作り方

ミミズを入れた土と入れない土だと

ミミズを入れたほうが硝酸が多かったそうで

硝酸・・・火薬の材料

ミミズさん、いい仕事してたんだね~

しかし、この後

「これを唐銅の釜に入れて、水で溶いて

かき混ぜながら煮詰める

そこに木炭粉と硫黄をつきまぜて固め

細かく刻み直して乾燥させる」

これで黒色火薬のできあがり。

堆肥は煮ないし乾燥させない。

火にかけたり、天日に干すと

ミミズ、バクテリア、カビが死ぬ。

それに木炭粉と硫黄。

これが堆肥と火薬の差。

似てるけど、途中まで一緒だけど違うもの。

私が通ってる有機野菜塾でも

堆肥つくりの授業やると思うんだよね(*’ω’*)

山の落ち葉と牛糞と土を交互に重ねて

足で踏み踏みしてから寝かせる。

そんな感じだと思うんだけど

どうだろなぁ~(*’▽’)

「第一次世界大戦の間に約40種類の

毒ガスが開発され、その多くが塩素系で

この時開発された毒ガスがのちの時代の

農薬となって田畑ばかりでなく

台所までしのびこみ人間の安全を脅かすようになる」

戦争のために開発された化学物質

戦争が終わったから不要になって

「平和利用」

平和って言葉はいいけど

ちょっと違う

やっぱり違うと思うのよねぇ~

んで、それって昔の話でしょ~と思いきや

しっかり今につながってる感じがするんだよね(-_-;)

・・・もうちょい続く

東京都東大和市の整骨・整体 シエスタ 院長 宇山由紀恵

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