こんにちは、東大和市ボディ&ソウルケア整骨院シエスタです
今回は毒ガスの「平和利用」の話。
ドイツって化学工業が盛んな国なんだって。
第一次世界大戦直後
ヨーロッパにジャガイモの危機が訪れたそう。
原因はアメリカ原産の害虫。
そこで
「バイエル製薬会社が本格的に農薬の開発にとりかかる
ドイツは有機化学工業が非常に発達していた。
さらに神経生理学が非常に進歩していたので
生物の体内に入り込んで神経をおかす毒の研究に
全力を傾けるのが容易だった。
そして有機リン系農薬が誕生した。
1934年第一号殺虫剤へトプが開発された。
次いでテップ1938年。
その後ヒットラーの命令で科学者たちは
農薬の研究から化学兵器毒ガスの開発に
方向転換させられた。
タブン、サリン、ホリドール(パラチオン)などの
毒ガスが次々と開発された。」
サリンは聞いたことありますよね?
オウム真理教の事件で使われた猛毒(>_<)
第二次世界大戦のときに開発されてたんだね。
1945年ドイツ、日本とも戦争に負けると
戦争中の研究情報は
アメリカとソ連軍によって押収されます。
日本は平和主義で毒ガスなんか作らないよ~
っと思いきや(/・ω・)/
瀬戸内海の大久野島で
毒ガスの研究をしていて
現在は大久野島毒ガス資料館で
その歴史を見ることができるそうです(-_-;)
日本の研究情報ってどこにいったんだろ?
これだけ日本が狙い撃ちで
人体実験場になっているのを見ると
巨大ブーメランになってそうな気が
しなくもない( ゚Д゚)
ホリドールは第二次世界大戦後
日本に新しい殺虫剤として導入されます。
毒ガスとして開発された薬品が
殺虫剤として「平和利用」されてるんですよ。
ホリドールは1968年に禁止されます。
なぜか・・・毒性が強いからだよん(T_T)
「農薬を多用すると最初に神経系統に
影響が現れ、情緒不安定、不眠症という
微症状が出て次第に自殺願望が強くなる。
第二次世界大戦のときに開発された
毒ガスの中に神経ガスがある。
農薬で言えば、マラソン、パラチオン(ホリドール)
スミチオンと似た構造を持っている。
神経ガスは強力な致死剤で実戦に使用されると
30秒以内で精神錯乱が起こり
1分で意識不明、数分で四肢が痙攣して
呼吸が止まる。
生き残った場合、脳障害という後遺症が残る」
これって「平和利用」なら大丈夫なのか?!
いやいやダメでしたよ。
「農家に現れた急性中毒を見て
使用禁止にしているだけですから
毎日食べ続けて十年、二十年たつうちに
手足が冷たくなる、貧血が起こる。
疲れやすい、目がかすむ、
何をするのも嫌になってしまう。
無気力と病苦から首を吊る。
死の農法を続ける限り
田舎といわず、都会といわず
みな神経からやられてしまいます。
農薬はいけません。」
死の農法ね~( 一一)
戦争で敵を殺すために作られた毒ガス
「平和利用」って言って
畑にぶちまけるけども
どう頑張っても毒は毒なんだね。
農家さんがバタバタと病いに倒れたから
ホリドールは禁止されたけど
同じ有機リン剤が低毒性という名目で今も
殺虫剤、除草剤に使用され続けている。
低毒性有機リン剤とは
「まず脳神経を冒す毒
軽いもので自立神経失調症になります。
肝臓にも毒です。
内分泌機能にも毒です。
軽くて口内炎の原因になります。
甲状腺機能が低下して
新陳代謝が悪くなります。
体が冷たくなり関節が固くなります。」
う~ん
体に良くないね~(;^ω^)
今年は全国各地に熊が出没してますが
熊が農家の小屋を荒らして
食べ物と間違えたのか
農薬を食べて死んだって
ニュースを聞いたとき
ほんと農薬って怖いなって思ったのよ(◎_◎;)
話は一番最初に戻るけどドイツの
バイエル製薬会社って聞き覚えあります?
新型コロナワクチンの生産に
お頑張りあそばした会社で
このバイエルが買収した
アメリカのモンサントって会社知ってます?
除草剤のラウンドアップを作った会社で
日本ではどこでも手に入るラウンドアップ
アメリカではラウンドアップの発がん性をめぐって
17万件以上の訴訟が起きているそうです。
お家のガーデニングで使ってますか?
除草剤ラウンドアップ
発がん性ですってよ(;^ω^)
日本は規制がゆるゆるなので
自分の身は自分で守らないと怖い国なんだよ~
除草剤も戦争と関りがあります。
ベトナム戦争で使われた枯葉剤。
1961年アメリカ軍は
ジャングルの茂みを取り払うため
また食糧資源を破壊するために
大々的な除草剤散布作戦を開始。
これが人類史上初の化学的兵糧攻めで
停戦までに南ベトナムの耕地の6割が
ダメになり大量の除草剤は土や水にしみ込んで
ベトナム人の健康を脅かした。
この枯葉剤を作ったのがモンサント(-_-メ)
妊婦の流産だけでなく催奇形性が問題視され
1970年アメリカは非人道性を考慮して
散布を中止するって声明を発表したけど
汚染された土地はすぐには
元に戻らないと思うし
先天的な問題を抱えて生まれた子どもは
増えたといわれている。
結合双生児ベトちゃんドクちゃんの話は
日本人医師も参加して手術が行われたこと
日本赤十字社が支援したこともあって
覚えている人も多いんじゃないかな?
「健康な土から健康な農作物を作り
それを食べてこそ人間は健康に生きることができる
大地という恵みなしに
私たちは一日も生きることができない。」
化学肥料と農薬の弊害は
50年前の本にすでに書かれてるけど
現状が良くなってる気はしないね(^▽^;)
低毒性だからいいんじゃない?
ほんの少しだからいいんじゃない?
ごまかし、ごまかし汚染は酷くなっていく
ちりも積もればでボロボロになった環境を
いきなり180度ひっくり返すのは至難の業。
かと言ってそこから逃げることができないなら
あきらめて覚悟を決めて
自分のできる範囲で
できることをコツコツやるしか
仕方がないと思ってるアタクシ(-ω-)/
土と人の体は通じてる気がするな~
土が死ねば人は・・・
・・・あと少し続く
東京都東大和市の整骨・整体 シエスタ 院長 宇山由紀恵

